「聖徳記念絵画館」でチョピット明治時代を感じてみた
http://www.meijijingugaien.jp/art-culture/seitoku-gallery/
駅から地上に出ると、東京オリンピックに向けて建設中の新国立競技場。
それを右に見ながら進む。
横断歩道を渡り少し歩くと、左手に聖徳記念絵画館(絵画館)が見えてくる。
大正時代に建てられたもので、重厚で堅牢そうな佇まいをしている。
入館料500円を払い中へ入ると、美術館などでよくある独特の匂いがする。
順路に従い右手へと進む。
人影はまばらだ。数名の初老の男性のグループ(←ウルサイw)や夫婦、十数名ほどの団体客がいる。
もっと閑散とした、穴場的なスポットを期待していたがアテが外れた。
御代がわりがあったばかりだから、
何か同じことを感じて訪れたのだろうか?
さて、絵画は
歴史に残る一場面が色鮮やかな日本画で描かれている。
即位礼や、岩倉具視が西郷隆盛に無血開城を伝える場面、深夜の神事の様子、
女子教育の始まりに際し、皇后陛下が開校式に臨まれる場面、、、などなど
現代の自分が何の疑いもなく見聞きしていることが、こうして築き上げられてきたのだ。
日本の近代化の礎となった歴史の一幕一幕を、絵画を通して偲ぶことができる。
てか、500円て破格・・・(^^;;
絵画の贈呈者の中には渋沢栄一の名も。
現代と違って、政治も軍事も何もかも天皇が中心であったから、
その責任たるやどれ程のものだろうか。
しかし、日本のため、国民のためにと
教育、選挙制度、軍馬育成など、歴史で習ったことを、
次々と実現なさるその凄さと言ったら、想像を絶する。
その血を引き継がれる今上陛下も、私のような雑魚が想像できないほどの何かをお持ちなのだろう。
明治天皇の命によってはく製にし、死後も大切に扱われたとか。
個人的には、命が尽きたら静かに葬ってあげたいと思うのだが、
これも一つの愛情の表し方なのだろうか?
それにしても、明治時代について改めて興味を持つ機会となった。
もう少し知識を深めたい。